実は先週一週間、夫婦でずっとヘコんでました。

「やってもうた」状態でした。


その前の週末に食べたものが悪くてふたりとも体調を崩し、ぼくはゲロゲロ
ヨメハンはピーピーになったのはこの前書きました。

二人とも月曜がひどくてその後回復にむかったわけですよ。

ぼくの方が早く回復し、ヨメハンの方は症状が続いてたものの元気になってましてね。
土曜日に例によってばあさんの入ってる施設へ二人そろって見舞いに行ったのですよ。

まあ、いつものように半時間ほど話して(会話にはならんけど)あちこちマッサージして
「また来るな」言うて帰ったわけですわ。


そしたら月曜の昼に施設から電話がかかってきて、「夜中にベッドで嘔吐がありました」と。
「朝にもみんなのいる部屋で食事中また嘔吐がありました」と。
「たぶん何かのどにひっかかったのかもしれません」と。

そうならいいけど・・・と思ってたら夕方になりまた電話があり
「検査の結果ノロウィルスが出ました。家族の中で下痢など体調を崩されてる方は
おられませんか?」と。

あちゃ〜〜っですわ。

他に発症している患者さんもいないし、ぼくらが犯人にほぼ決定ですわ。


ナメてましたね、ノロウィルスの感染力。
・・・といってもその時点では自分らがノロウィルス感染者やという自覚は全然なかった
んですけどね。
ただの食あたり、ただの風邪やと思い込んでたわけです。

まあ、実際100%そうとも言いきれんのですが、状況から言ってほぼまちがいないですね。

その後一週間経ち、他の患者さんや職員の方々にうつらなかった、という報告を今日正式に
聞きまして、ようやく肩の荷が下りた感じです。

施設に出向き職員のみなさんに頭下げにいきましたが、「そんなこと気にしないでください」
と笑って言って頂きました。
涙出そうになりました。

ほんと一歩間違うと殺人者になりかねんとこでしてね、成り行きを見守ってるときのぼくらの
落ち込みようは、そらもうひどいもんでした。

施設の職員さんたちの的確な処置が蔓延を防いだわけで、ほんとに「感謝」のひとことです。


・・・ということで反省しております。


これを読まれた方がもし同じような状況に立たされたときに少しでも参考になればと、書いておく
ことにしました。


症状が完全に治まってから更にもう一週間、絶対に様子を見ないとダメですよ。

ひとりごと その162

山また山

アルツハイマー型痴呆の母親が老健施設に入所して早や1か月が経とうとしています。

入所させてすぐから今度は体調を崩し始め、経口で食事が摂れてたのもほんの1週間
くらい。

嚥下の能力がますます低下して、口に入れたものがいつまで経っても下に落ちていかない
んですね。

先日面会してプリンを食べさせた時も、一口食べるのに、5分から10分くらい
かかるので、30分くらいかけて食べさせましたが、小さなプリンの3分の1も食べられ
ませんでした。

気道の方にじゃんじゃん入っていく気配なので、スタッフの方々もこわがってしまう
感じです。
ま、そういう状況なので、栄養は点滴で摂るしかない状況になりました。

弱ってるので、睡眠剤の投与も控えてるらしく、昼夜逆転しているので、昼間にいくと、
意識が朦朧とした感じで、よけいに反応がイマイチです。




そんな状態のところへ、なぜか理由はようわからんのですが、2、3百人待ちが
当たり前と聞いていた特養の施設から、老健施設に入所してたった2週間で
「入所しませんか?」というオファーが先日きた。

普通なら渡りに船と大喜びな場面なわけですが、なんせ、本人がそんな状態なもので、
今すぐに医療行為のできない特養の施設に移すわけにはいかんわけですわ。
点滴が必要な人だと病院に併設されてるのが基本で、ある程度の医療行為ができる
老健施設に頼るしかないわけです。

ところが老健は病院の延長であるが故に3か月という期限が決められておるわけでして、
ジレンマに陥ったわけですね。

ま、普通に考えてこの状態で「はい、期限がきたから出てってね」とは言われないとは
思うものの、そこはまあ、一応規則ですからね。
色々話し合いはせんとあかんようにはなるんでしょう。

不安の種は残ります。

さっさと解決しとかんといかん問題ですわ。



ま、そういうわけで、しかたないので、今回は非常に残念ながら状態が落ち着くまで
とりあえず保留ということになりました。


最後まで面倒みてくれるのが前提の特養といっても、口から入れて、下から出す、という
基本ができないと、受け入れてもらえないみたいです。(ま、そりゃそうですよね)

デイサービスやショートステイのサービスも当然そうなので、いよいよ在宅復帰は
実際問題、不可能になってきました。


施設に入ってくれたら少しの間ノンビリできるかな、という期待もありましたが、
なかなかね、次から次へと色々ありますわ。



ま、自分のカラダの方は、こんなにあちこち不具合が出るか?というくらい調子の悪い
1か月でしたが、ここへきてようやく復活してきた感じで気力も湧いてきたところです。


前向いてがんばりますわ。



写真は最近どっこも行ってないので、3年前くらいに撮った秋らしいヤツ。

のんびりどっか行きたいな〜
ひとりごと40ページ目へ
ひとりごと その163

バイクやクルマで走ってるときに峠を越えたら目の前にブゥワァ〜ッと
広がるような海の景色が広がってる状況が大好きでね。

この瞬間の何とも言えない解放感がクセになってクルマやバイクを無意味に
走らせることが好きでしょうがないんだと思っています。




いや、この歳になってくると自分の「来し方行く末」ってやつが妙に気に
なりだしましてね。


いつも目の前に山があるんですよね。
それを超えたらきっと目の前がパ〜ッと開けて楽になる・・・って思って
るんですよ。

でも実際は山を越えてもまた次の山。
山また山なんですよね。
紀伊半島横断ツーリングか?っていう感じです。

住宅ローンや多額の事業資金の借金の山はこの際脇へどけといて・・・。
ま、やっぱり子育ては大きかったですね。


赤ちゃん時代が済んだら・・・
小学校に上がったら・・・
入試が済んだら・・・
卒業したら・・・
就職できたら・・・

それが済んだら思わぬ孫育てが待ってたり、
親の在宅介護があったりで・・・

いつも何かの問題を抱えてて、その山を越えたら向こう側には悠々自適な日々が
待ってるんじゃないか・・・と期待しているわけですね。
山を越えた向こう側の景色を想像して早くそこへ行きたいもんだ、と焦がれるわけ
です。


でも、まあ実際はそうならないようにできてるんでしょうね。
今までそういう状況になったことないもんね。

自分らの健康と仕事のことだけ考えてりゃ穏やかに日々が過ぎていく・・・
という状況が来ることを今はほんとに待ち焦がれてます(元気なうちにね)。



今、目の前にあるのは老健施設で一応の小康状態を得ている母親のこと。
カラダの方は一時の危機的な状態を抜け出した。
でも当然ながら痴呆の方は相変わらずなので、出口が見えにくい状況に
なってます。

次に進まなくてはいけないのですが、現状維持が楽なもので、放置してます。
年も明けたことですし、そろそろ動かなくてはね。





ぱ〜っと開けた景色が見てみたい!

ノロウィルス!

ひとりごと その161

老健入所、その後