骨と皮だけになり、とっくに寝返りも打てなくなったけど、
それでもそれなりに安定している現在のうちの母親。

春ごろまではしょっちゅう体調を崩し、もうアカンかもうアカンか、
と何回も思ったけどね。
人間の生命力って大したもんやね。
あんな体でもまだ回復するチカラが残っとるんやね。


土曜日の休み毎に見舞いに行くのですが、アルツハイマーが進んで
会話の能力は99%失われているものの、たま〜にタイミングよく
問いかけに対する答えのような単語が返ってきたりもするし、
笑う場面で笑ったりもするんですよね。

ま、そんな反応があるので、見舞いにいく甲斐もあるんですわ。


でもこんなとき息子はアカンね。
話題がない。

「ええ天気やで」
「ごはん食べたか?」
「痛いとこないか?」
「なんか言うことないか?」

毎回だいたいこれぐらいのネタしかないのよね。
これでハナシが終わる。


ま、考えてみれば一緒に生活してた時もこの程度の会話しか
してなかったな〜と気付くんやけどね。


その点、週に2,3回行ってくれるヨメハンはエライもんですわ。
ぼくよりしょっちゅう会うてるのに何かしら話題を見つけよる。
最近あったこととか、昔の思い出とか適当に織り交ぜてハナシを
続けるもんね。
女性特有の「雑談力」とでも言うんですかね、うらやましい能力ですわ。



今入ってる老健という施設は1年以上続けて入所することができないわけですが、
容態が安定している事もあり10か月目にしてとうとう退所の要請がありました。

所定の日数を在宅で過ごして再入所、という手続きを経んといかんわけですわ。

ま、わかってたこととはいえ、実際その日が来ると色々大変ですね。

家に電動ベッドも入れんとあかんようになりました。

ショートステイを利用したら実際の在宅介護はほんの何日かになるはずですが。



ま、しゃあない。

がんばりますわ。
ひとりごと その164
最近の状況’14/6月
ひとりごと その165
現在お世話になっている老人保健施設(老健)のルールで最高1年をメドに
1回退所しなくてはいけません。

うちのばあさんも早や入所から1年が経とうとしているので、7月下旬から8月上旬に
かけて約2週間の在宅介護をすることになりました。

全期間の在宅介護を奨められたのですがさすがにいきなりそれは
無理、ということで5泊6日のショートステイを2回使い、その間を埋めるように
2泊3日の在宅介護を3回する事になりました。

ほぼ1年ぶりの帰宅。

まあ反応はイマイチよく分からんのですが、ちょっとは喜んでる風にも見えた。

痴呆の症状はますます進んでいるとはいえ、以前のように自分で動き回る
ことがないので、ひとりにしておく時間も比較的安心。
可愛そうやけど、寝たきりの方が看る方は楽なんですよね。
悲しい現実。


3度の食事とおむつ替えはヘルパーさんがやってくれたので、助かりました。

介護保険は積極的に利用するべきやとつくづく実感しました。


ぼくが主にやったことは晩になって寝た頃に横で付き添ってたことぐらい。

それも朝までじゃなくて夜中には安定して寝てるのを確かめて2階の
自分のベッドに寝に行った。

幸い朝までよく寝てくれたので手間いらず。

ま、実際たいしたことは何もできませんわ。


その後施設に再入所しまして今はまた安定した状態で療養生活を
送っています。

状態が安定しているので、保留にしてもらっていた特別養護老人ホーム(特養)
の方へも再度入所のお願いをしてきました。

これからどうなっていくのかサッパリわかりませんが目の前に起こることに
その都度なんとか対処していくほかないな、と思っています。

一時帰宅