ひとりごと その135

まあ、よくありがちな俗っぽい設定のハナシなんですが、経済的にも健康上にも、
人間関係上にもなんにも問題がない状態で、なにやってもいいよ、ってなったとき
に、「さて、何がやりたいか?」なんですけどね。

ま、現実には金はない、時間はない、カラダは悪い、親や孫の面倒見ないかん・・・
と、そういう状況には程遠いので、考えて遊んでみるだけなんですけどね。

でも、これって案外その人のキャラを正直に映すんやないかなぁ、とも思ったりしま
してね。


何もかものシガラミから解放されて、さて何がしたいか?
遊んで暮らせるなら何して遊ぶ?とも言い換えられるかもしれませんね。



こういう世の中ですからね、是非ボランティアに参加して、人様の役に立ちたい、と
思う人もけっこうおられるでしょうね。

誰かの役に立っている・・・という快感はかなりのもんやと思いますよ。
「ありがとう」言うてもろたら心にじゅわーって幸せが広がりますもんね。


釣り三昧、ゴルフ三昧、海外旅行三昧・・・人それぞれ色々ありそうですが、ぼく
の場合はね・・・。



長いこと本を読む時間が持ててないので、読書三昧もしてみたいし、ほんとは映画
が大好きやのに、見る時間が全然ないので、DVD借りまくって、見まくって、気
に入ったヤツをアホみたいに何回も見たり、新作を映画館で観たり、とそんな映画
三昧もしてみたいですね。


でもやっぱり一番やってみたいのは「旅」・・・・でしょうかね。


自分の心がいっつも「どっか行こうよ」と言ってるんですよね。


寒い時期は大好きなオープンカーに乗って桜や紅葉を訪ねて日本全国を回りたいし、
暑い夏はバイクに乗って北海道行ったり、全国各地の岬の先っちょ巡りなんかも
やってみたいもんですね。
ライダーという人種はほんと、なぜか先っちょ目指すのが好きなんですよね。アホ
でしょ。


あるときは一人で何か月もかけて、ひとつの場所に何週間も居座るような旅がして
みたいし、あるときは、ヨメハンとふたりで旨いもんツアーを何日もかけてやって
みたいし、またあるときは同じような趣味のともだちを誘って長い旅をやってみたい
もんですわ。

列車や船を使った旅もたまにはいいですね。新幹線ほとんど乗ったことないし、1回
どんなもんか乗ってみたいもんですわ。船旅もいいなぁー。昔みたいに2等船室の
船底ゴロ寝じゃなくて、いい部屋でのんびりしてみたい。

でも、なぜか場所は日本国内でいいんですよね。今までかごの鳥状態でどこにもあん
まりでかけたことないんで、どこでも珍しがれる自信はあるんです。
たぶん死ぬまで続けても飽きない自信もあるんですけどねぇ。

海外も興味なくはないのですが、言葉や治安やで色々めんどくさくって心底くつろげ
ないような気がするんですよね。海外なら観光地のツアーでええわって感じかな。


あと、旅に出てない日はビーグル犬1匹とアメショー2匹と一緒に暮らしたいもん
ですな。

動物を飼うと長く家をあけにくいというジレンマがあるわけですが、自宅でくつろ
ぐ時の犬、猫はやっぱりはずせませんね。


おおお〜〜〜そんなこと考えてるだけで、けっこうワクワクしてきましたね。
アホでしょ。



いや、なんでこんなこと書いてるかっていうとね、こないだ寝る前に天井や壁見な
がらぼ〜〜っと考えてたんですよ。

99%の時間は、仕事や、自分以外のほかの人のために使っとるなぁ〜ってね。
自分のやりたいことのために使う時間ってほんと、ほとんど無いよなぁ〜ってね。
もう53歳やな〜って。このままの時間の使い方のままで死んでいくんやろなぁ〜
ってね。


自分ってやりたいことやってもいいよ、ってなったら一体何がやりたいんやろ?
ってね。

それって案外自分の本質なんとちゃうんかな〜ってね。


ぼくの場合、誰かのためになることがしたい、というよりは自分が楽しめることがや
りたい・・・ということは結局本質的には結構ワガママなヤツなのかもしれんなぁ、
と思ったりしたわけですわ。

夢を語ってみました

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青いセミとパラシュート

ひとりごと その137

もう9月が来るというのに何故かセミのはなし。


小学生の頃は両親とも働きに出ていたので、夏休みといってもこれといってどっかへ
連れて行ってもらった記憶がありません。

でも夏休みの予定表みたいなの書くのがあって、何も書くことがないのもなんかくや
しいので、適当な日に「ドライブ」とか嘘書いたの、今でも覚えてます。


で、実際の日々は何をして過ごしていたのかと言いますと、ズバリ「せみとり!」

来る日も来る日も朝から晩までせみとりしてましたね。


ぼくらの住んでた神戸の垂水あたりだとニィニィゼミが鳴き出したと思ったら、
すぐにアブラゼミ、クマゼミが盛りを迎えます。

今頃のクマゼミはほんと、警戒心なくなっちゃって、木の下の方にのんびりとまって
たりするけど、あの頃のクマゼミは違いましたね。

一応すばしっこいセミ・・・という認識でした。高い所にいるしね。
しかも数が今ほどウジャウジャいる感じじゃなくて、大きさも一番だし、なんちゅう
かプレミアム感がありましたね。

オスは捕まえるとジージーうるさいし、なんか不格好なので、静かでスマートな感じ
のメスを捕るのに燃えてました。

ランク的にはクマ、アブラ、ニィニィでレア物にツクツク、超レア物にミンミンゼミ
・・・いう感じでしたね。



不思議だったので今でも鮮明に記憶に残っているのですが、ある日捕まえたクマゼミ
の羽根が鮮やかなブルーだったんですよ。
元々、透明な羽根なのでセロファンみたいにきれいな透明のブルーなんですけどね。

背中の金色の粉もまだしっかり残っていて生まれて間もないことが分かるし、どう
見ても人間が塗ったようには見えなかったんですよね。

いや、実際その後、何回か色付きの羽根のクマゼミを捕ったこともあるんですが、あ
きらかに人間があとからマジックかなんかで塗ったのが分かる稚拙なモンだったんで
すよ。背中の粉も取れて、羽根も傷んでてね、いかにも一回捕まえて加工して放した
のが見え見えだったんですよ。


その後幼虫を捕まえる時も、幼虫の小さな羽根の部分がうっすら透けて見えるんです
が、そのみどりの色が濃い感じがすると「お、これ、青いヤツちゃうか」いうて興奮
しまくったもんですわ。

でも結局その後一回も青い羽根のクマゼミとは出会わなかったんですよ。



だから未だに謎のまま。


今見たらチャチな加工がすぐ分かるのかなぁ、とも思うのですが、それにしても職人
技やったいうのは間違いないですわ。


誰か情報くれへんかなぁ〜。


あ、もひとつ不思議やったこと思い出した。


昔セスナ機からパラシュートで何か物資をばら撒いていたの誰か知りませんかねぇ。

けっこうしょっちゅうあって、子供らは「タンク山へ落ちた、教会の方へ落ちた」と
言ってましたが、結局一度も現物は見たことなかったです。
あれ何やったんやろなぁ?

ビラ配りの飛行機や近所の商店の宣伝の飛行機もようあったなぁ。


今は選挙の日くらいしか宣伝のセスナ飛ばんもんね。

イジワルじぃじの孫育て日記
その3

ひとりごと その136

怒涛の孫育ても丸4ヶ月が経ちました。

そろそろ慣れたでしょ、と言われれば「う〜ん、たしかに少しは状況には慣れたかも
しれんけど・・・」という感じですね。


現役の子育てのときとはあきらかに「何かが違う」感じがぬぐえません。

ま、靴の上から足を掻く感覚に近いかな。

しんどいです。

反抗期ってやつなんでしょうがねぇ。
とにかくこっちの言うことにいちいち逆らいますね。
「風呂入ろ」  「だってぇ〜」

「水遊びそのくらいにしとき」  「なんでぇ〜?」

「着替えなさい」  「いや〜だ」


こっちからすると言うことのほぼ100%を否定されるような感覚になりましてね、
非常に疲れるわけですな。毎日のことですしね。

こっちは長い間オトナばっかりの環境で暮らしてきましたからね、耐性がないわけ
ですよ。

気に入らないからといって直接的なコトバで逆らってくるオトナってあんまりおりま
せんもんね。
黙り込むか、その場からいなくなるか、なんか普通そんな感じですよねオトナだと。


・・・というわけで、たま〜に爆発するわけですよ、じぃじ。




ま、風呂に入る時間ちゅうもんがだいたい決まっておりまして、10時就寝から逆算
して9時には入れんとあかんわけですわ。

ま、ばぁばの方が色々遊んでくれるので、風呂の時間もキャッキャッと楽しめるので
基本「ばぁばと入るぅ〜」なんですけどね。

ばぁばもいろいろあるので、毎日一緒に入るわけにもいかんのですよ。

ま、そこで、(ま、ばっかり)じぃじが2日に1回は入れるわけですがね、昨日の
ことですわ。


自分の部屋でビデオ鑑賞中(昨日はトムとジェリー)のところを急襲しまして、
「風呂入るぞ」というと、お決まりの「やぁ〜だ、ばぁばと入りたい」ですわ。
まぁ、それはいつものことなので、無理やり抱っこして風呂場に連れていくんですが
ね、昨日はそうやって争ってる間に足元の積み木が崩れたんですわ。
(お、まさに「積み木くずし」)

そしたら「そんなんしたらどつくで」ですわ。ま、これも何回も言われてるので多少
免疫が出来てきているので耐えまして更に無理やり連れて行こうとすると語気荒く
「やめてよっ!」

まるで触られるのを拒否するようにぼくの手を振り払うアホのみのり。

アホですなぁ、じぃじを本気で怒らせてしまいよったんですわ。

口ひねられて、お尻思いっきり叩かれて、大泣きですわ。


ま、修羅場の中とりあえず風呂にいれて、少し落ち着いたところで説教タイムですわ。


そうゆう悪い言葉はワシらの口真似なわけで、そんなに悪気はないのはわかってます
よ、そんな言葉をこの子に使うワシらも悪いんです。

まして4歳の子がそんな言葉を使うTPOをわきまえているはずもないのに、そうい
うのに本気でキレるワシらがダメダメなんですけどね。

そんなもんは建て前、きれいごと、でしてね、現場に居合わせたら本気で腹が立つ
わけですよ。

説教なんかしたってたぶん言ってることの半分も理解してないとは思うのですが、
「なんか悪いことしたんかなぁ?」っちゅう感覚は残ると思うので、大人の言葉
を使って、怒った理由を説明するんですよ。
こっちの自己満足ですけどね。



あのね、こんなこと言うと怒る人もいるとは思いますがね、息子ふたり、犬2匹を
育てた経験から言わせてもらいますとね、ホント子育ても犬のしつけも一緒ですよ。


ワガママを許すと、ワガママが通ると教育されるわけで、そのような行動が普通に
なるんですよね。犬だと無駄吠え、粗相、威嚇的な態度、不服従なんかですね。

子供だと、我儘、自己中、あんた何様?的な人間ができあがるんですよ。


個性を尊重するとか、おおらかに育てるとかね、耳に心地よいことは建て前ではいく
らでも言えますがまず、他人と気持ちよく共同で暮らして行ける態度っちゅうもんは
最低教育せんとあかんと思うんですよね。


ま、ぼくがそういう方針なもので、今までは幼児期(幼犬期)にけっこう厳しくした
成果(と自負してる)で、少し大きくなると一切怒ったり、叱ったりしなくて済ん
できたんですよ。

お互い、楽にすごくリラックスして、日常の生活が送れるんですね。

こうめも先代のビーちゃんも初めはすんごい怒られてキャンキャン言ってましたが、
1年も経たないうちにそういう自分も周りも楽な態度を身に付けたんですよ。



まあ、アホのみのりも今、そうやって自分が楽でいられる態度を身に付けている正に
「途上」なんでね、怒られるのは仕方ないんです。


でも、久々に怒る方のこっちはしんどいですよーーー。
大声で怒るキャラじゃない人ですからね、ぼく。
やっちゃったあとですんごい疲れますわ。自己嫌悪になったりもするしね。


うちのかみさんの方は毎日、朝起こして着替えさせて、ご飯食べさせて保育園へ
送り出すまでの仕事をひとりでやるんですが、ほんとにここんとこ、疲れ果てて
ますわ。「拒否、拒否、拒否・・・ギリギリになってようやく服従」みたいな感じ
なので、イライラも募りますわ。

明るくてノーテンキが取り柄のうちのかみさんですが、ちょっとひどい日が続くと
さすがに参ってきて、しんどそうですわ。


みんなからは「孫との生活は癒されるでしょ?」としょっちゅう言われるみたい
ですが、素直にウン、とは言えない状況みたいです。




ま、なんだかんだいっても生活は続くんですし、実際かわいいところも、癒される
ところもあるわけですからね、とりあえず頑張らんとしょうがないですわ。

何年か経ったら昔は苦労したなぁ〜いうて笑える日が来るのはまちがいないんで
しょうからね。「今」はしんどくてもね