ひとりごと その128

お風呂の流儀?

ヤフーのトップページの下の方にみんなのアンテナっていうコーナーがいつも表示さ
れているので、ついつい見てしまうのですが、ご近所付き合いや、会社のグチ、浮気
や、お金の問題・・・などなど、みなさん、いろんな問題で悩み、またいろんな意見、
さまざまな感じ方があるもんやなぁ、といつも感心して読んでしまいます。


先日何気なく見ていたらお風呂の入り方に関する投稿がありましてね、浴槽につかる
前に全身を洗わないなんて信じられない!・・・ってのがありまして、えっ?そう
いうもんなのか?と思いましてね。

これって、よく考えると、自分がちっちゃい頃に親から教えられて、それがそのまま
習慣になって、以後自宅に風呂がずっとある場合は他人の流儀を常に見る機会もない
わけですから、案外いろいろなパターンがあるのかもしれませんね。

ぼくの場合は浴室に入ったら、洗面器で浴槽のお湯をすくって前と後ろちょいちょい
と洗ったら、とりあえずドボンと浴槽につかり充分ぬくもったら(この時点でしょち
ゅう寝てますが)まず、歯磨き髭剃りそれから頭と体を洗ったらまた浴槽に入って、
肩まで浸かってもう一度よ〜くぬくもって(ちっちゃい頃はここで数をかぞえさせら
れましたね)からあがる・・・というパターンでしてね。

これって親から教えてもらったそのまんまですわ。(髭は剃りませんでしたけど、あ、
歯磨きもか)

なんの疑いも持ってなかっただけに意外でしたね。「信じられへん」まで言われる
ほどひどいことしとったんか?ワシ・・・みたいな感じですわ。


ま、確かに先に全身洗っちゃう方が浴槽のお湯はきれいに保たれますしね、他人と
共同で使う風呂の場合はそれが正解なのかもしれませんね。嫁と舅、姑なんかの関係
でもそんな感じなのはわかります。

そいでも冬寒いやん。先にとりあえず湯に飛び込んで「ぷふぁ〜」言いたいですやん


だいたいお風呂って、体を清潔にするだけの場所なんか、ある種リラクゼーション
施設なんか、その人のとらえ方の違いなんでしょうね。


けっこう最近になって知ったもうひとつの意外な事実は、みなさん、浴槽なんかに
浸からずにシャワーだけで済ますんですね・・・。若い子はわからんでもないけど
ぼくなんかより年配の人でもそういう人多いみたいでね。

ぼくなんかにしたらそれこそ「ありえん、信じられん」の世界なんですけどね。

ゆっくり浸かってこそ疲れも取れて眠気も誘われて、明日への活力がぶりぶりと湧い
てくるんとちゃうんかい、お〜?そこんとこどーなんよ?・・・と思うワタクシなの
でありますよ。


ということで365日絶対湯船に浸かってからでないと寝れんぼくがド偏屈野郎かも
しれん、ということに気付いた今日この頃なのでありますよ。




風呂のハナシついでに気になってることをひとつ。

冬になるとテレビでよく見かける、雪の中で温泉に浸かる猿ね。
びしょびしょになって湯からあがったあとバスタオルで拭くわけでもないあいつら、
どーすんねん?っちゅうハナシなんですけどね。

よけ寒いやろ、あほか・・・っちゅうね。


で、ちょいとネットで調べてみたらですね、密な毛が生えておって実は皮膚までは濡
れてはおらん、と書いてあるんですがね。
ワタクシ信じておりません。
あいつら絶対温泉からあがったとたんに凍死しよるんやと読みましたね。


そのうち湯上りにバスタオルを使う「100匹目の猿」が現れるにちがいない・・・
と想像するワタクシなのでありますよ。
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こんじょワルじぃじ日記

ひとりごと その131

・・・ということで(何が「・・・ということ」やねん?!)何とか元気でやって
ます。

まあ、ほんとに前の阪神淡路のときもそうでしたが、こういう大災害が起こると、
なんぼノウテンキなぼくでも色々と考えさせられますわ。
今の生活が明日も同じように続くかどうかはほんまにわからんわけで、平凡な日常
の幸せを感謝せずにはおれませんね。



・・・ということで(またかいっ!)
去年の秋ごろに予告させて頂いていたアホの孫(え〜っと名前は「アホのみのり」と
いいます)(3歳、この9日で4歳)との生活が本格的に始まっとるわけですよ。


部屋を子供が使えるようにしたり、着替えを入れる場所を確保したり、保育園の入園
の準備をしたり、と3月いっぱいはいろんな準備に追われてました。
心の準備の方もそれと同時に進めていったわけですが、こっちの方はお互いなかなか
スンナリとはいきませんわ。

なんせね、長いこと「わがままを言う人間」と生活したことがないでしょ。
これにえらい体力使うてますわ。
こっちがキレて怒ってもええんですが、泣かすとあとがめんどくさいんですよね。
長引くから。

だもんで、そこをぐっとオトナになってこらえたりするので、精神的によくないです
ね。
自分の子供の時はあとさき考えずに怒り倒してましたけどねぇ。
じぃじ迫力ねぇ〜・・・って感じです。



仕事が済んで、晩飯食って、ゴロンと居間に横になって1時間だけテレビを見るのが
ささやかな楽しみの時間だったのですが、ま、それはなくなりました。
けど、はじめはもっとそれがしんどいかな、と想像してたのですが、3日で慣れまし
たね。「そんなもん」と思えます。
前みたいに心底リラックスはできないですけどね。
そのうちあきらめるでしょ。あきらめるのは得意ですからね。



あと3歳児、4歳児あたりに特有の「なんで?なんで?攻撃」ね。

なんで右?なんで白?なんで4?・・・と答えのないような「なんで?」ね。
余裕のあるときはなるべく丁寧に答えてるつもりなんですけどね。

自分の子供のときもテレビゆっくり見てるときなんかにこれやられると、たまに腹
立って「見とったらわかるわ、黙って見とけ!」言うたもんですわ。

「今、なんてゆった?攻撃」もめんどくさいです。タレントのくだらんセリフや、
どうでもいい内容をいちいち説明できるかぁアホ・・・いう感じです。


そういや、じぃじ、風呂担当なんで、ゆっくりお風呂に入れなくなってしもたなぁ。
めんどくさいしあんまり遊んでやらんので、よく遊んでくれるばぁばと一緒に
入りたがりよります。今はタオルでタコ入道(クラゲ?)作るのが趣味でして、それ
ばっか、やらされてます。じぃじ、もう飽きてます。


まだ保育園も始まったばかりで、お試し保育やなくて、慣らし保育とかで早よーに
帰ってきてしまうもので、時間をつぶすのが大変でしてね。
配達のついでにオープンカーに乗せてみたり、バイクに乗る練習(あ、後ろね)させ
たりしてなんとか1日をやり過ごすんですよ。
オープンカーはいまいちノリが悪かったですが、バイクはけっこう食いついてきより
ましたわ。初めから怖がりもせずね、「気持ちいいねぇ〜」ですて。
ちょっと前までは乗せたる、言うても絶対いや、言うとったくせにね、成長するもん
ですわ。


・・・ということで(もうええわ)
まぁなんとか新生活のスタートを切ったのでありますが、本人は今の状況が理解でき
とるのかどうか。機嫌が悪くなると「おとーさんと京都帰りたいもん」とかヌカしよ
りますわ。
すかさず「あんた京都にもう家ないやろ」とイケズをいう優しいじぃじです。
「あんたの家どこ?」って聞いたら「ここ」言いよるんですけどね、どうも、まだ
暫定的な生活やと思とるようですわ。

晩になると「おとーさんと寝たいもん」言いよるしね。
就職が滋賀県に決まったもんで、月〜金はむこうで生活するので、普段はおらんの
ですけどね、それも分かっとるのか、ただグズってるだけなのかもよう分からんので
すよ今のところ。
不憫っちゃ、不憫なヤツなんですけどね。

ま、早よ慣れてもらわんとね。しょうがないです。



こっちも朝から晩まで心が凪いでいる時間がなくなりまして、いつもどっかでザワ
ついてます。これが長く溜まって疲れにならないようにせんとあきませんわ。


ま、とはいうものの、一番大変なのは身の回りの世話をメインでやっとるばぁばの方
でしてね、仕事はとりあえず上の空状態です。
ご褒美のお酒の量、倍にしてがんばってもらおっと。

芸無し自慢

ひとりごと その130

いっこく堂の腹話術・・・というよりパフォーマンス、すごいですね、こないだなん
か、唇動かさずにめっちゃうまいモノマネやってて感心しちゃいました。
コロッケのモノマネも大好きでテレビに出てるとついつい見入っちゃいます。

いや、素人の人でもあなどれん人いっぱいいますでしょ、バラエティーの番組なんか
で、街中で急に捕まえられてもおもろい一発芸見せてくれたりとかインタビューされ
てもちゃんとオチがついたコメントとかしててね、いつも感心するんですよ。


小学校の時に写生会とか小遠足みたいなのが雨で流れると「お楽しみ会」とか称して
教室でみんなして「なんか」やるってヤツありましたでしょ。
ああゆうのが苦手でね、ワタクシ。
順番がまわってきたので仕方なくなぞなぞやったんですよ。
「きってもきってもきれないものは?」「トランプ!」
「しかくうてまるいものは?」「鹿せんべい!」
一瞬で出番が終わり、ほっとしたからよかったんですけど、なんかオモンナイ奴
ですよね。


カラオケなるものが流行りだした頃も人前で歌うの心臓バクバクでしたね。
のちに誰もひとの歌なんか聞いてへんと気付いてちょっと平気になりましたけど、
未だに苦手は変わりません。
セリフのある曲なんかをアドリブ交えておもろく歌える人、すごいなって思います。


なんせ芸なしなんですわ、ワタクシ、昔から。

先生のマネや先輩のマネで笑かしたり、リコーダーが自由に吹けたり、オルガン弾け
たりするの、見るとうらやましかったなぁ。

ああいうモノマネのうまい子って家で練習するんでしょうかねぇ?
鏡見たりとか?


いや、ぼくもたまにひとりごとっぽくモノマネなんかやっちゃいますとね、寒イボ
(鳥肌)が出るんですわ全身ゾワ〜って。違和感ありまくりなんでしょうね。
まさに「寒い」を文字通り実感するわけですよ。
自分ひとりなのにめちゃくちゃ恥ずかしい気持ちになるんです。
なんかほんとにサイテーな気分なんですよね、これが。


十九、はたちの若い頃ユースホステルにはまってましてね、「ミーティング」なる行
事が毎晩ありましてね、まぁ、そこはまさに一発芸のオンパレードみたいな場所であ
ったわけですよ。

おもろい人いうのはおもろいこと言うとか、する時に絶対笑わんでしょ。
そこがおかしいんですよね。ミソですわ。

その当時はぼくも勘違いしておもろい人のマネして色んなことを人前でやったり歌っ
たりしましたが、今から思えばキャラじゃないひとのは見てて「イタイ」し、ぼくら
はどうしても表情に照れ笑いが入るんですね、あれが絶対にあきませんわ。
見る人に気ィ遣わせてどーすんねん?いう感じですよね。

ま、当時はそれで楽しかったんだし、若気の至りそのものですが、今思い返すと
あの頃のじんぼくんはかなりイタイ子やったなぁ。・・・と思うわけですよ。


でもね今は、かわいいオジサンを目指してるので寒いギャグや寒いダジャレは平気で
してね、ぼくがいると夏はクーラーいらん感じです。


エコですわ、エコ。



2011、2月14日
雪ですわ。

ひとりごと その129

つい先日の大雪の時はここいらへんはサラッと積もっただけで、世間が大騒ぎしてる
のに、なんか仲間に入れてもらえなかったようなさみしさも若干あったんですよ。

でも今日は朝は降ってなかったのに、昼過ぎから本格的に降ってきましたよ。
こんな時間に降ってクルマや畑が白くなるのはほんとに珍しいです。

最古の雪にまつわる記憶なんですけどね、小学校1年か2年のとき、ともだちの家
の庭に積もった雪で雪遊びをしてね、素手で雪だるまを作ったり、投げ合って遊んだ
りしたんでしょうね。

終わったあとに手を洗わせてもらったんですが、そこは瞬間湯沸かし器があってね、
冷え切って感覚が無くなった手をあったかいお湯で洗うと、熱いのと気持ちいいのと
で、そりゃもう、なんとも言えん感覚だったのをよく覚えています。
なんせうちにはそんな文明の利器はなかったですからね、お金持ちの家にはええもん
があるもんや、とその時すでに世の中の格差っちゅうもんを身にしみて感じた少年
だったのでありますよ。

その後もカラーテレビやクーラー、応接間の存在、友人の部屋のベッドなんかと出会
うときもヒシヒシと感じましたけどね。


積もった雪を集めてかき氷にして、練乳なんちゅう気の利いたもんはなかったので、
牛乳と砂糖をぶっかけてワシワシ食ったこともあるんですけどね、これはけっこう
みんなやったんじゃないでしょうかね。

思ったより美味くなかったのだけははっきり覚えています。

ワイルド話ついでに思い出したのは垂水の漁港の突堤にはイガイ(黒くて先のとが
った三角形のヤツね)がいっぱいいてね、それをむしってきたり、コンクリートの
すき間なんかにいるちっこいカニを捕まえて来ては家のフライパンであぶって食いま
したね。
カニは生きてるのでフライパンの上を走り回りよるんですわ。
それがおかしくてね、残酷なガキでした。

イガイはムール貝の親せきなんでまぁ食えるんですが、カニはうまそうな強烈にいい
香りがするものの、食うところはなかったですわ、ちっこすぎて。



話は戻りますが、雪遊びをしたあとで、やっぱり猛烈に「手袋」っちゅうもんが欲し
くなりましてね、母親に必死でおねだりして市場の雑貨屋さんで手のひらが合成皮革
で全体が毛糸でできた黒い手袋をやっと買ってもらえた時はほんとにうれしかったの
をよく覚えています。


いや、ものごとって強く願うと叶うもんやってハナシよくありますでしょ。
あの時の願いが相当強烈やったんやろな、と思うんですよ。
だって今は何百、何千っちゅう数の手袋に囲まれて生活してますもんね。
5歳の頃、タクシーの運転手になりたい!って思ったのが現実になったことと考え
あわせても、やっぱり、ホンマやなと・・・。


ぼくの理想のあのクルマのことも強くお願いしてみます。