蚊ぁか・・・
(小学5年で考えた最短
のダジャレ)
まだまだ空き地も多いもんで、蚊が多いんですよここらへん。
で、夕方になると店に入ってきて、「おっちゃん!血ぃ吸うたろか・・・」言い
ながらワタクシの大事な血液を飲んでいきよるんですわ。
数が多いんで出血多量で死ぬんちゃうかと心配してしまいます。
真夏よりこれからが一番多い時期なんですよ。しかもやぶ蚊。
ムシコナーズ入り口に吊ってもあきませんでした。その真横飛んで、入って来よ
りましたもん。
仕方ないので盆踊りよろしく頭の上でパチン、胸の前でパチン、おへそのあたり
で続けてパチン、パチンあーよいよい・・・とやっとるわけですわ。
盛りのころは10何匹撃墜!とかにもなるんですよ。
いやそれにしても蚊のやつら(あ、血を吸うのはメスらしいのであのオバハンら)
なんであんな危険を冒して血を吸うような習性になってしもたんでしょうね。
あれ、血吸うたあとが痒いから腹たつんですよね。寝入りばなに耳元で羽音を
立てられるのもイヤですが、やっぱりメインの被害はあの痒さでしょ。
痒くなくて、快感になるような物質出してくれたり、悪い病気から守るような
モノを血を吸うかわりに出してくれたら、人間に叩かれずに済むようになると
思うんですよね。
逆にどうぞ吸って吸って・・・ってなるんちゃいますかね。
そしたらあいつらもコソコソせず、堂々と血が吸えるわけですし。
それが正しい進化っちゅうもんやと思うんですが・・・どうじゃっ?!
いや、インフルエンザやその他のウィルスのヤツらもそうですよね。
人や動物に住みついてくしゃみや接触なんかで伝染して子孫を増やすとこまでは
理解できるんですがね、その宿主を殺してしもてどーすんねん?って思いますね。
自分の居場所をなくすことになりますやんね。あほですわ。
ウィルスに感染したらえらい長寿になるとか、えらい繁殖能力がアップするとか
ね(お、そういうの男子は歓迎でしょ)、そうした方が自分らも栄えるわけで、
それこそ正しい進化なんじゃないでしょうかね。
つまり結局まだまだこういうやつらも進化の途中なので、こういう野蛮な生き方
しかできんのかもしれませんね。
何千万年か何億年か経った頃には(もしまだ人間が生きてれば)蚊よせ線香が
売り出され、会社帰りにウィルスバーで軽くヘルペスウィルスカクテルを一杯
、なんちゅうことに・・・・・なりません?
最近ますます売上が落ち込んでおりまして、商売に関しては、けっこう楽天的な
ぼくでも、さすがに大丈夫かいな?・・・とマジで心配する日々であります。
30代や40代の頃は「なんとかしよう、なんとかせねば・・・」という思いが
自然に湧いてきてアイデアなんかも浮かんだんですけどね。
50を超えてしばらく経つ今日この頃、その意欲がないことに気付きます。
以前も書きましたが商売(事業)は長く続けてナンボ・・・というのが信条なん
ですよ。
立ち上げるのは情熱と勢いだけでも何とかなるもんなんですが、続けていくの
はほんとに難しい。
結婚と似てますね。
「商売は牛のよだれや、細ぉ〜に、長ごぉ〜に、や・・・」
ド定番のいいまわしなんですけどね。
これ初めて聞いたのが確か小学校5年か6年くらいの時でね、友達の家の近所に
お好み焼き屋さんがあってね、そこのおばちゃんが何回もしつこいくらいにぼく
らに説いたのでミョーに印象に残ってます。
「損して得とれ・・・言うてな・・・」いうのも同時に説かれて、これまたミョー
に納得してしまった小学生のぼくだったのですよ。
たぶん、そのおばちゃんは誰かれなしにその説教をぶってたんでしょうね。
そしてほとんどの人はその場限りでそんなハナシは忘れるもんでしょう。
なんでそんなハナシが小学生のぼくの心にひっかかったのかはいまだに謎なんで
すよ。
で、今思うとなんで小学生がお好み焼き屋なんかに入ってたのかも忘れたんです
けどね。
お小遣いのない子だったので、そんなとこに入り浸れるはずもないのになってね。
おかしな記憶のひとつです。
でもこれが今の考え方の基本になってるのは間違いないんでしょう。
ま、ビジネスの基本中の基本をそこで学んで、その後一切進歩がない・・・
とも言えるんですよねぇー。
損した上にまた損とったり、は得意技やしね。
それに牛のよだれもいいけれど、たまには黒部ダムの放水くらいの勢いも欲しい
もんです。
一応65歳をめどに今の仕事は引退して次のステージへ進みたいとは思って
おるのですがね、どうやって幕をひいて次へ移行しようか、とそんなことばっか
り考えてます。
でもどんなシナリオも厳しいですわ。(なんせ借金がハンパやないもんで・・・)
水道水をペットボトルに詰めて万病に効く健康水です!・・・とかって
怪しい商売にでも手を出すか(うそです)
ワタクシ最近はさっぱり未舗装の山道を走ることがなくなったので「名ばかり」の
オフロードライダーなのでありますが、昔からオフロードライダーたるものはパン
ク修理くらいはできて当然・・・の掟のようなものがあるのですよ。
最近のオンロードバイクはほとんどチューブレスなので、修理といってもタイヤ
をはずさなくても、キットでちょちょいのちょいですけどね。
ぼくがツーリングに使うオフロードバイクは衝撃吸収重視のスポークホイルを使
うので、チューブ入りのタイヤがいまだに定番です。
普通免許しかなかった頃、ホンダゴリラに飽きてちょっとばかりイケナイ改造
をしたホンダXE50というバイクで近所の山道を嬉しそうな顔して走り回っ
てました。用心深いヤツなので、一応パンクした時のために「タイヤパンドー」
なる秘密兵器をバイクにいつもくくりつけてましたね。
これはタイヤの空気を入れるところに噴出口をねじ込んで、ボタンを押して本体
タンクの中に入ったムース状の液体を注入し、その液体が固まることによって、
内側から釘穴をふさぎ、同時に空気も注入してくれるというスグレもので、まあ
ぼくみたいな横着者にはもってこいの夢のパンク修理剤であったわけです。
ある日、山の中の秘密のコースでモトクロスごっこして遊んでて気が付いたら
後輪がパンクしてましてね、「おーー、こんなときのためにこの秘密兵器があ
るのじゃ」「備えあれば憂いなし・・・」と意気揚々とタイヤパンドーを取り
出して注入しましたね。
でもいくらプシュプシュやってもタイヤはいっこうに膨らむ気配がないんです
よね。
スポークやバルブの隙間から泡がシュワシュワ出るばかり・・・。
全部使い切っても、とうとう膨らまないので仕方なくパンクしたまま15、6km
離れた家までゴトゴトいわしながら帰りました。
途中では尻振りダンスしながら走らないといかんし、スポークはバキバキ折れ
るし、タイヤははずれかけるし、ほんと冷や汗ものでしたが、最後はリムで走って
なんとか無理やり家までたどり着き、自転車屋さんに修理に出しました。高くつい
たし、散々でしたね。
まあ、あとからわかったのですが、あの手の修理剤って基本的にはチューブレス
用なんでしょうね。で、チューブでも単純に釘の穴が開いてるだけならなんとか
なる可能性もあるのかもしれませんが、少しでも裂け目があるとまるで
ダメですね。その時もバルブの周辺が裂けたのが原因のパンクだったようで、
さっぱり効き目がなかったわけですね。
でも、その後も懲りもせず、何度かその秘密兵器を使ったことがあるのですが、
一度としていい目にあった経験がなくてね、とうとう使うのやめました。
そんなわけで仕方ないので一からバイクのパンク修理を自習しましたよ。
初めのうちはタイヤレバーでチューブを傷つけてしまうので、何度やっても
タイヤをリムにはめ込む時に穴を開けてしまい、完成した!と思って空気入
れてもすぐペッチャンコになり、永遠にパンク修理終わらないんじゃないか、
と思うようなこともよくありましたね。
だいぶ学習して得た教訓は・・・
必要なテクはタイヤをリムからはがす時の腕力のみ!
あとコツは普通サンドペーパーをかけたチューブ側だけにゴム糊をつける
のですが、貼り付けるパッチの側にもちょいとゴム糊をつけてやるとよく
くっつくってことぐらいですね。
結局今までツーリング中にパンクして、その場で修理したのは4,5回ですね。
これが多いのか少ないのかよくわかりませんがね。
いくら探しても普通、絶対道には落ちてないような五寸釘を林道走行中に後輪で
拾って大パンクしたのを広場で休憩中見つけたり、高速道路のSAに停まったら
そこで発見したり、折れてはじけたスポークでチューブを突いたり・・・
でも致命傷になるタイミングじゃないのはツイてるんでしょうね。
でっかいオフロードタイヤのパンク修理に慣れるとね、自転車のパンクやスク
ーターのパンクなんかはチョロくてね、なんか楽しくなってしまって、調子こい
て店先に「自転車、バイク、パンク修理します」って書いたきたない看板を置き
ましてね、副業にしてたんですよ、移転する前の店の時。
素人のなんちゃって修理なんですけどね。
ほんと、調子こいてました。はい、すみません。
¥500という値段設定が安かったのか、けっこう近所の人や通りがかりの人
が来てくれましてね。
んで、すぐ飽きちゃいました。すんごくめんどくさくなっちゃいましてね、
十数年やりましたが、最後の方はほんと、嫌で嫌で仕方なかったです。
場所がないので店先の路上でやるのですが、メシ食ってる最中とか、穴の点検
のバケツに氷が張るような寒い日は特につらかったなぁー。
今の店に移転したのを機会にその副業はやめにしたのですが、ほんとにほっと
したもんですよ。
たぶん千回以上はパンク修理したと思うけど、今でもやっぱりめんどくさいです
ね。
リアタイヤがクシュッとなってるのを見つけると心もどえらくヘコミますわ。
というわけで、タイヤのパンク修理はベテランなんですけどね、パンク寸前の
うちの店の財政の修理はなかなかはかどりませんわ。
どっかにいい修理道具売ってないですかね。
消費税・・・。
いろいろ言われてますね。
消費者の立場から見ると当然そんなもん払いたくないし、明らかに貧乏人に不利
な「逆進性」があるところが気に入りませんね。
んで、ぼくらみたいな自営業者は同時に、お客さんから預かった消費税を国へ納
める立場でもあるわけです。
ですから「消費税率上げよっかなぁ〜」というハナシが出る度にぼくらは消費者
として警戒し、事業者としてびびる・・・といつもダブルで心配せんといかんの
がしんどいですな。
ちょっと前までは外税表示が普通だったので、ぼくらも一応消費税を別に頂いて
る感じがあったのですが、内税表示になったでしょ。
はじめのうちは¥2030とか¥3150とか「いかにも」税金付いてます的
な値付けをしてましたが、やっぱりそういうの続きませんね、結局¥1980
とか¥2980とかの値付けに落ち着くわけですな。
そうするとなんだか、ぼくら的には税金分を別に頂いてない感じになるわけで
ありますよ。
いや、それは税込みな値段なわけですから、確かに頂いてるんですよ、でも
感覚的にそんな感じですわ。
で、毎年、税の申告の時期になると、結構な額のお金を消費税分として納める
必要があるわけですな。
額を書いちゃうと逆算で売上げバレバレになっちゃうんで詳しくは書けません
が、10万円以上100万円未満程度のお金を用意しておかなくてはならんわけ
ですよ。
これ、みんなどうしてるのかなぁ〜?と思いましてね。
アホな自営業者なもんで、そこに「ある」とついつい支払いにまわしてしまい
そうになるんですよ。
しかも、それ用に別にどけておかないと、絶対無理な金額なんですよね。
納める時にあわてても、なんとかなる額じゃないです。
ぼくも初めのうちは銀行でそれ用の定期積金の口座を作って対応するようにして
たんですが、こういうのはあきませんな。せっかく貯まった積金を税金で持って
かれるのが惜しいて惜しいて・・・非常に精神的によくないのでありますよ。
で、ぼくが考えた作戦は貯金箱的なものを決めて、毎日レジを締めた時にそこに
現金を入れる!・・・という方法。
心の傷が深くならないように毎日¥1000て決めてるんですがね、初めのうち
はその¥1000を箱に入れるのが惜しくてね、ほんとにつらかったんですよ。
(ドケチなんです)
絶対そこには手をつけないという自分ルールを決めたもんでね。
でも、何年か毎日続けてるとようやく慣れましたね。
「あ、忘れとった・・・3日分¥3000いれとこ」とかも次第になくなり
きっちり入れるクセがつきました。
千円札がいっぱい貯まるので、お釣り用のが少なくなった時はそこから両替した
りね、けっこう便利だったりもします。
この作戦でようやく、あの申告時のつらさがすこ〜しだけマシになった気がしま
す。足りない分は自腹で出すんですけどね。
消費税率が10%に上がったら¥1000を¥2000に増やせばいいだけの
ことなんですけどね、たぶんまたその時はもだえ苦しむんやろなぁ〜と想像す
るのでありますよ。