ひとりごと その95

かおりのハナシ

加齢臭が気になる歳になりましたね・・・。



でも、自分のニオイって自分では気付きにくいという所が困ったもんですね。
・・・というか、夏場、わきの下の下にかいた汗が発酵したニオイなんちゅな
モンは本人には甘酸っぱい芳香にさえ感じられますもんね。
オナラのニオイにしても他人のやつは殺意を感じる・・・までいかなくても
吐き気を催す・・・くらい耐えがたいのに、自分のやつは案外かわいいんですな。

あれ、なんでなんですかね。
自分の中にある悪臭には慣れてしまって感じれんようになっとるからそれ以外
の部分についてしか感じられんのでしょうかね。
不思議なもんですわ。


匂いって脳みその一番根幹の部分というか原始的な部分で感じるので情動を
ツンツン刺激して、「ああ〜めっちゃなつかし!」とかの感覚になるらしい、
というハナシをよく聞きますね。

ぼくの中でたまに嗅いで、めっちゃ胸キュンになるのが「雨の日の木造校舎の
廊下の匂い」とか、「漁港での魚が干からびた匂い」「香水の入った消しゴムの
匂い」とか・・・ってかなりマニアックですな。


嫌がる人も多いけど、新車の匂いも好きです。ちっちゃい頃、オヤジが新車
のライトバンの営業車に乗せてくれたときのワクワク感が消えんのでしょうね。
今、乗ってるコペンちゃんの革のシートの匂いも好きですよ。
遊びに行く時しか乗らんから、革のシートの匂いイコール解放感の匂い・・・
という公式が頭の中にあるみたいです。




精油(エッセンシャルオイル)がけっこう好きでしてね。
観光地の土産物屋なんかによく置いてある、手の親指ぐらいの小瓶に入った、
色んな植物から蒸留したアレですわ。

初めて買ったのが3年ほど前、名前につられて買ったフランキンセンス(乳香)。
(高かった・・・。)
乳香って書いてあるから、なんか頭の中はバニラみたいな甘〜い匂いを想像して
たんですけどね。
ま、実際はハーブ系のなんとも言えん奥の深い香りですけど。
聖書の記述の中にも良く出てくるし、ちょっと興味があったんですよ。


火を使うのは危ない感じがするので、あとは布にしみ込ませたりお風呂に数滴
垂らしたりして使うしか方法がないのですが、なんせお高いもんで減るのが
惜しいやないですか。
ぼくはお風呂でのんびりしたい時に使うんですが、そのやり方は・・・

まず、小瓶をシャカシャカ振りまして、キャップをはずし、左手に小瓶、右手に
キャップを持ちまして、それを鼻の下におもむろに持っていき・・・
ん〜ぐはぁ〜、ん〜ぐはぁ〜・・・と変態のように嗅ぐんですな。

ま、上品にいうなら深呼吸をするわけですわ。

このやり方だとほとんど減らないからすごい長持ちするし、次はこの香り、
その次はこれ・・・と楽しめてお得な感じがしますよ。
ムードもへったくれもないですけどね。

いや、実際、お風呂に数滴垂らすと、最初だけいい香りに包まれるものの、1分
もしないうちに感じなくなっちゃうんですよね、惜しすぎるわけですよ。


今の所、その他に針葉樹系のを集めた「森林浴」ってのと、「ティートゥリー」
、それに最近仕入れた「オレンジ」の4種類しかないのですが、おもしろく
なってきたのでどっかへ出かける度に少しずつ買って集めてみるのもええんち
ゃう?・・・と思ってるところです。

お金持ちになったら枕元にお気に入りの精油をたっぷりしみ込ませた布を置いて
寝てみたいもんやと思うとりますねん。

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やれやれ・・・

ひとりごと その98

新年になってからずーっとひっかかってて心底リラックスできない原因のひとつ
だった「免許の更新」に思い切って行ってきました。
市内は40キロ、高速道路でも100キロ以上出したことがない優良なドライバー
なので(大ウソ)5年ぶりの更新です。


日曜に行くのは初めてで、相当な混雑を覚悟して行ったのですが、意外や意外、
午後2時前の受付だったのですが、どこも並ぶことなくスイスイでした。

免許の更新くらい何がそんなにイヤなん?と思われるでしょうけど、
苦手なんです怖そうな警察のおじさん・・・いやいや目の検査。
以前は全然平気だった例のCの向きを答えるやつが前々回あたりからよくわから
んようになってきましてね、ドキドキしちゃうんですよ。
自信がないので去年の年末には生まれて初めてメガネなんぞを買いに行ったり
なんかして準備万端整えて明石にむかいました。
小心なヤツってそんなんなんですよ、笑っちゃいますね。

今回もCの向きはさっぱりわからず適当に答えてたらこれはどうにかパス。


で、次に若いときにタクシー用の2種免許とってるものだから深視力の検査っての
がありましてね、機械の中のむこうのほーーぅに小窓が現われて、その中に黒い
3本の棒がありまして、そのうちの両側の2本は固定されておりまして、真ん中
の1本が手前に来たり奥へ行ったりと動くんですな。
で、その真ん中の棒が両側の棒と同じ位置に来たと思ったら手元のボタンを押す
んです、エイヤッ!って。
3回連続で合うまで合格にならんのですな、これが。
カンは通用せん仕組みですわ。

これがサッパリわからんのですよ、ほんとサッパリ。
どう見ても前後に動いてるようには見えんのです。止まっているか、まあ、よく
見ると真ん中の棒が微妙に太くなったり細くなったりはしてるかなぁ?ぐらいな
感じですわ。

昨日は検査の人が女性で優しくてね、「はい、ここが揃ってる位置ね、はい動き
ますよ〜、どうですかぁ?」と丁寧にやってくれたのでそんなにドキドキもしな
かったのに、乱視がすすんでるのか、真ん中の棒が2本に見えてくる始末で、
とうとう、不合格で「相談室」送り。

以前にもここに行かされたことがあって、その時はおじちゃんが手でガラガラ
とハンドルをまわして中の棒を動かすタイプだったのですが、机の上にその装置
が置かれていて、周りのモノも視界に入るからか、わりとわかりやすかったんで
すね。

でも今回のは本番と同じタイプの自動で動く小さい窓のタイプに代わってまして
ね、あせりました。
でもその装置もそれだけが机の上に置かれてるからなんとなく遠近感が出て、
前後に動いてる感じがするんですよね。
最初、わからんかったけど、ここのおじちゃんも優しく指導してくれながら検査
してくれたので、何とかパス。
「あーしんどかったぁ」


これ、ほんとキライでね、昔、初めてやった時に検査官に「3本が揃ったらボタ
ン押して」って言われたので、3本の棒が重なって1本に見えたらボタンを押す
んやと思い込みましてね、じぃ〜っと機械を覗き込むものの待てど暮らせど1本
に重なる気配がなくてね、そのまま固まってたら検査官に「意味わかってる?
外の説明もう一度よく読んできて」って言われましてね。なんかすごい恥ずかしく
てね、それ以来トラウマになってるのかもしれません。
その時からすでに前後に動いてるようには全く見えてませんでしたし。


・・・というわけで、免許証の条件欄に「眼鏡等」と書かれることもなく
なんとか新しいのをありがたく受け取って帰ってきたのでありますよ。


とりあえずいっちょあがり・・・
よし、次は歯医者や。
コンビニやスーパー、飲食店のレジでお釣りを受け取るときのことなんですけど
ね、いろいろ気になりますよね。

例えば6520円の支払いに1万円札を出した時
「大きい方から3千円、あと480円とレシートのお返し」
ってよく言われます。
このほんのちょっとの時間差攻撃に違和感を感じるんですわ。
そうすることの意味についてはもちろん理解できるんですよ、実際そうやって
お釣りを受け取りたい人もいるんでしょう。

でもね、イラチやからでしょうかね、1回で受け取りたいんですよね、ワタクシ的
には。


あと小銭を渡す時にこちらの手の下に手を添える動作ね、中には手を握らんばか
りに大げさにする人もいるんですが、あれにも違和感を覚えます。
お金を落としたりすると一瞬イラッとくる感じと小銭を拾うときのあの姿勢が
たぶん屈辱的と思うのか、激怒する人がいるからなんでしょうがね、
なんちゅうかしつこい感じ・・・。
「ええっちゅうねん・・・」的な感じ、しません?



ぼくは仕事柄、レジのこちら側からお金のやりとりをする立場でもある訳ですね。
(自分はお札の上に小銭を置いて渡すし、手は添えないタイプ)


昔、喫茶店でバイトしてた頃、先輩のおばちゃんがお客さんに渡すお釣りのお札
の向きをきちんと揃えて渡さんとあかんに「決まっとる!」みたいな言い方を
したので、「そんなんだぁ〜れも気にせんわい!」とブツブツ思ったものです。
(小心なのでその場ではもちろん言い返さないぼく)

ところが今、自分がそれを気にするようになったんですよね、そういう年頃ですか
ね、いつもじゃないんですけどね、立て込んでなくて余裕のある時なんか気にして
ますね、野口くんや樋口さんの顔の向き。
どーでもいいのにね。


これもまた昔、タクシーの運転手してた頃、何気なくお釣りの五百円札(札で
すよ!)をたたんだまま渡したらエライ怒られましてね、その時は「そんなん
どーでもええやん」と思ったもんですが、今思うと確かに感じ悪いですね。
それ以来気をつけるようにしました。
隅っこがちょっと折れてるだけでも伸ばしてから渡すようになってる。
ええ勉強やったんやね。


お釣りを受け取ったあと、まず、お札を丁寧に財布にしまい、その後ポケット
から小銭入れを取り出して細かい方をそれにしまい、財布と小銭入れを丁寧に
ポケットなりバッグなりにしまい、それから商品をつかんで、
まわれ右して出て行かれるタイプの方、けっこうおられます。
この間(ま)がなかなか微妙でしてね、なんか、愛想のひとつも言わんといけ
ない数秒の時間が発生するんですな。
天気のこととか、くだらん冗談とか言わんといかんのですが、そんな時に限り
(限りですよ限り!)よく聞きとってもらえなかったり、スベッたりしてます
ね、ワタクシ。

次のお客さんが待っておられる時はちょっとこっちも焦ったりしちゃいます。
気を付けんとあきませんね。

自分が極端にそういう時間が苦手で、客の立場の時は1秒でも早くそこから
立ち去りたい衝動にかられまして、とりあえず、レシートもお釣りもサービス券
も何もかも一緒くたにポケットに突っ込んでその場を離れる挙動不審者なもので
、余裕を持って、お釣りをしまえる人が羨ましかったりもします。



年輩のお客さんに多いんですが、まず指先をペロッとなめてからお札を数えて
こっちに渡してくれるんですがね、さすがにちょっと困ります。
思わず違う部分をつかんで受け取ってしまいますね。
あれ気付かれとるんやろかな?

同じ濡れたお金でも、突然の大雨でずぶ濡れになった人や、夏場、汗まみれに
なった子がポケットから取り出すお札はなかなかエエもんなんですがね。
値打ちが上がる感じ・・・。
用意のいい人はきっちりビニール袋に財布いれてあったりしますがね。


端数の小銭を出して、お釣りをきっちりもらうのは誰でもよくやると思います
が、一瞬分かりづらいのが500円玉をもらうための(500円貯金けっこうやってる
人多い)端数出し。
1650円の買い物で2150円出せばめでたく500円玉ゲットなのですが、たまに訳
分からなくなっちゃって2350円とか出しちゃう人がいるんですよね。
こっちも計算はレジ任せなもんで、はい750円のお返し・・・って時にようやく
???と気が付く感じ。

お釣り渡す前に追加で買い物されると頭がパニックになるような算数ダメダメ
人間なもんで、できたらそういう高等な計算を要する場面は作らないでほしい
と思う日々なのでありますよ。トホホ・・・

レジ前にて・・・

ひとりごと その97

薄情かな?

ひとりごと その96

くだらんヨタ話によくあるテーマですが、「究極の選択」ね。

川で溺れてる自分の妻と娘、浮き輪はひとつだけ。
さて、どっちに投げる?・・・みたいなのね。

こんなもんは実際そうなってみないと、自分がどう行動するかなんて、
普段いくら考えたって分からんでしょうね。
ふたり同時に助けようとするんが当然やしね。


ぼくが昔からひとりでブツブツ考え事するときのテーマはこんなんです。


自然破壊が進んで、食料の供給が世界的に見て、どうしても追い付かなくなり、
日本の国では一家族の中から4人にひとりの割合で、安楽死の施設に行かねば
ならない法律ができるんですね。


さて誰が行くか?・・・ってやつ。

年齢制限がないとしてね。


自分の正直な気持ちに従うと、ありがたいことに、息子らや、孫なんか、それに
ヨメはんくらいの単位で考えると自分が行けるんですよ。
このメンバーの中で自分以外のモンを行かせるぐらいやったら自分が行く方が
ずっと楽やからでしょうね。一応安楽死やし・・・。
そういう心を持ててることが、とりあえずうれしい・・・と思えます。

でも、これが自分の母親、父親、祖母、祖父のグループの中で考えた場合は
なんと恐ろしいことに自分は生き残りたい方に回ってしまうんですよね。
ここで、いや、オカンやオトンに行かすくらいやったらワシが行ったる!
って言えるヤツはほんまに優しいヤツやろね。
(いや、実際そう考えるヤツもけっこうおるかも?・・・)
「悪いけど、オカン、行ってくれるか?」って言うてまいますわ。


でも、子供を持ってみるとよくわかるんですが、自分より先に子供が死ぬと
いうことには、人間って耐えられんようにできてると思うんですよ。
世間にはそういう残酷な事実もゴロゴロしてるんですけどね。

親より先に死ぬのはやっぱり親不孝なのですよ。
だからもし、自分の子供が「よっしゃ親父、オレが行ったるから長生きせぇよ」
と言うたとしても、それはどうしても受け入れられんわけですな。
それは感情がどうとかじゃなくて、本能とか遺伝子とか、なんかそういうモンが
そう考えさせる感じなんですよね。それは耐えられん。

親に耐えられんことさせる訳にはいかんからやっぱし、
「オトン(またはオカン)、悪いけど行ってくれるか?」になりますわな。
けど、ここには一応苦渋の選択・・・の部分があるけど、対子供の場合は苦渋も
へったくれもなく結論はすぐに出るわけですな。



・・・と、いろいろくだらん事を考えて遊んでおるわけですが、
こういう心の動き方って、やっぱり自分でコントロールできる類のモンではない
んやな・・・と思いましたね。
砂糖を甘いと感じるような、火を熱いと感じるような、朝日や夕日をキレイと
感じるような・・・、そんな類の心の動き方やとね。

遺伝子くんが自分の存続に有利なようにコントロールしよるんやろかねぇ。




自分が長生きしたい・・・とは思わないんですが、いつでもいいから、その最後
の日まで、自力で生活がしたいとは強く、ホントに強く願うんですよ。
理想は晩になって普通に風呂入って、寝床に入って、翌朝、目が覚めんちゅう
パターン。

でもこんなヤツに限ってまわりに迷惑かけまくるんかもしれんしね、
ええ子にしとったたら望み叶うかな・・・。