ひとりごと その30
ひとりごと その34
ワタクシ、間もなく50歳の誕生日を迎えるわけですが、それを前にして
思うこと。
ほんとに自分で物事を判断してコトを進めるようになるのが、たぶん二十歳
前後かなと思うので、実際、自分の力で生きて約30年てとこですかね。
我々のような平凡な人間の平凡な人生でも、やっぱりいくつかの分岐点が
あります。それなりに決断をせまられるわけですね。
その時点、その時点にいる自分は誰かに相談したり、迷ったりしながらも、
最後はとにかく自分で判断を下して、前に進んで行くように思っています。
色々な出来事もその場、その場で感じて終わりです。「あー、危なかったな」
とか、「あーよかったな」「あー、怖かった」「あ、心配するほどでもなかったな」
色々な印象だけを残してとりあえず、その出来事は終わりです。
もちろん、その後ずっと引きずる出来事だってありますが。
その場、その場で起こることは、実際、その場にいる時は偶然起こったとしか
思えないのですが、何年も経ってから思い返してみると、変なことがいっぱい
あるんですよね。
人との出会い、問題の解決方法、お金のやりくり・・・。
普段、いつも通りの生活してて、起こるなら、不思議じゃないのに、めったに
しないことをした時や、普段考えないようなことを考えたりした時に、「あとから
考えると大事な出来事」が起こったりします。
その前だって、その後だってそんなこと全然しないのに・・・・。
今の店をやり始めてすぐの頃、高校時代の知人が偶然軍手を買いに訪れて、
「え、うそ?いやぁ、久しぶり!何しとん?」
「いやぁ、バイクいじるのに軍手買おうと思って・・・」
それから現在に至るまで長い間、ワタクシの生き方や考え方に影響や刺激を与
え続けてくれてます。
不思議なのは彼はその後一度もうちで軍手なんか買わなかったこと。つまり
それくらいの頻度でしか買わないものをたまたま、仕事の関係とはいえ、わざわざ
神戸から加古川まで来て、たまたまワタクシのいる時間に、たまたま、うちの店を
選んで買ったわけです。
まだまだ銀行との取引なんか無かった頃、たまたま、うまく融資してもらえたら、
直後に思いがけず、税金に持っていかれたり(その頃無知でした)思いがけず
支払い額が膨らんでたのがその融資のおかげでなんとかなったり。
大きな節目の時だけじゃなく、日々の生活や仕事の中でもよく感じます。
欠品で困り、あきらめかけてた商品がたまたま必要な数だけはなんとかなったり
、まぁそういう、うまくいったときだけ感じてるのかもしれませんけどね。
こういうの「だんどりの神さん」のおかげやって思うようにしてるんです。
ワタクシは「ダンドリー」と名前をつけて呼んでます。頭の中にはちゃんと絵も
あってね、オウムのような、ペリカンのようなそんな感じの鳥が漫画のような
姿で啼くんです。「ダンドリー!ダンドリー!」って。
あ、アタマおかしいですかね?
思えば人生の節目、節目でそのダンドリーに助けてもらってる気がするんです
よね。
若い頃、ほんまにアホなヤツでクルマに乗って、いつ死んでもおかしくないような
運転してた時もなんとかなったし、結婚、家の新築、店の開店、とにかくいろんな
節目にインスピレーションをもらってる気がしています。
まぁ、悪い結果が出た時は自分のだんどりのせい、良い結果の時はダンドリー
のおかげ、と思ってるのかも知れませんがね。でも悪い結果の時でもあとから
考えると教訓になってたり、大事な意味があったりするしね。おもろいもんです。
ま、これから先ダンドリーがどんな風に人生をだんどりしてくれるのかは分かり
ませんが、なんとなくやっていくんでしょうね。
そんなに甘くない人生がチラチラ見えてはいるんですが。
ま、とりあえず、仕事、頑張りますわ。
ホスピタリティー
ダンドリー
ひとりごと その33
わんこのシッポ
新聞のコラムを読んでたら、笑いの効能について書かれてた。
それによると、心から本当に笑えば、血行を促進したり、ストレスを軽減したり
して、要するに免疫機能が改善し、しいては元気で長生きのもとですよ・・・
というハナシですね。
で、この効果は作り笑い、作り笑顔でも脳がだまされて、同じようにあるらしい
です。
つまり、お客さんからクレームの嵐を浴びせかけられている最中でも、
にちゃにちゃと笑っておれば、体は「おっ、なんか楽しいことがあったんやな」
と勘違いして、胃が悪くなったり、落ち込んだりせずに済むってワケですよね。
ま、ここまではよくあるハナシですね。
犬を飼ったことが無い人や、飼っていてもあんまり観察したことのない人は
犬がシッポを振っていると「喜んでいる」と思うようですが、これは少し違うん
です。
もちろん、嬉しいときにもシッポは振るんですが、怒ってるときや、相手を観察
するときにもシッポを振るんですね。
つまり、正しくは興奮したときのサインということになるわけです。
ここで実験。
まったく素(す)の精神状態で丸くなって寝ている犬のシッポをば、ちょいと
つまみ、やおら左右に、ふにふにと振ってやるとどうなるか?
これが驚くべき結果になるのですよ・・・・・
・・・続きはwebで!
あ、うそです。
ま、当然のことながら、まったく知らん顔したまま、そのまんま寝てます。
「おまえ、おもろないやっちゃなぁ・・・ほれ、こうやったら、なんか楽しい
気分になってくるやろ、ハイな感じになるやろ、興奮すやろがぁ」
・・・と言いながらいくら振り続けても無駄ですね。迷惑そうに振り向くくらい
が関の山です。
これらの状況から導き出される結論。
「作り笑いで元気で長生き」はわんこたちには通用しない・・・・
という大変貴重なおハナシでした。
ちょっと前になんかのコラムに書かれていて、印象に残ったので、ちょっとだけ
ワタクシも書いてみます。
世間をうまく渡っていくというか、人生を成功させるというか、それに一番大事な
素養は「かわいげ」やと言うんですよね。
勇気や決断力、賢明さ、そんなもんを押しのけて、「かわいげ」ですて。
いや、これ、ほんまに頷けるんですよね。
そういや、坂本竜馬とか、本田宗一郎、長嶋茂雄とかカワイイですもんね。
うちに来てくれるお客さんを観察してると、やっぱり、ヤンチャな雰囲気の人が
多いんですが、親方になって、長く続けていける人はどっか、憎めんムードを持っ
っとるんですよ。見た目、めっちゃ怖いんですよ。それでもなんか可愛い。
年齢は関係ないんですよね、おっさんでも、おじぃやんでも可愛い人は可愛い。
なんでやろ?ねちっこさがないんかなぁ?ええかっこ言うてても、なんか、サラッと
してて、ま、素直に共感できるんですよね不思議と。
甘え上手・・・とは言えるかもしれんなぁ。
うちに売り込みに来る営業マンの人たちを見てても、もちろん、バリバリ仕事
できる人はこっちも助かるし、仕事も頼みやすいんやけど、やっぱり、「かわいげ」
のある人についつい、頼む回数増えちゃいますもんね。
あつかましい、とか、わがまま、とか、無責任とかマイナスの部分があってもそっち
に注文出しちゃいます。
結局、成績上げていくんですよね。
・・・で、自分はどうなんか・・・と言いますと、あかんのですわこれが・・・。
昔から「かわいくないキャラ」なんですよね。
先生とか先輩とかからもあんまり可愛がってもらった記憶がないんですわ。
(く、暗い・・・)
恥ずかしがりやいうんもあるんですが、なんか人に、ようなつかんとこがあるんです
よね。
人見知りいうんかな。プライド高いわけでもないんやけどね。
けっこう、損な性格なんです。
で、そのコラムによると、「かわいげ」をあきらめた人がその次に目指すべきは
「律義」なんですて。ま、誠実さですよね。
かわいくないワタクシ、しゃあないのでこれを目指しますわ。
学生の頃からずーっと考えてた、くだらなーい疑問について、たまたま見たテレビ番組でやってた。
内側を全面鏡張りにした球体の中に光があるとしたら、そこにどんなモンが映るのか?
嵐の桜井翔くんが中に入って手持ちカメラでいろいろ撮影してくれたのだけれど、どうも
いまいちワタクシが思っていた方法ではないような気がして、すっきりしませんでした。
鏡面に顔を近づけたり離したりする像はある程度想像がつくのであんまり感動がなかったのですね。
なんちゅうか、もっと、球、全体になにが映るのかが知りたかったなぁ。
残念でした。今度はもっと突っ込んでほしいな。
あと、これはトリビアでやってたけど、時速100kmで走るクルマから後方に向けて時速100kmの球を発射したらどうなるか?
この時は軽トラにピッチングマシンを積んで実験してた。
結果をみれば当然なんやろけど、その場に球が落ちるんですよね。
けど、これはなんか不思議な感じでおもしろかったです。
でも、前からちょっと疑問なんは、時速100kmで走る電車の車両の中を後方へ向けて
時速100kmで模型飛行機を飛ばし、そいつが最後尾の車掌さんの窓を突き抜けた時
どうなるんやろ?って。
さっきの球の実験と同じやから、たぶん失速してその場に墜落するはずやけど、実際
見てみたい気がするなぁ。
おんなじ事の繰り返しかとも思いますが、仮に時速1000kmで飛ぶ戦闘機から後方
に向けて時速1000kmの弾を発射したらその場に落ちるんですかね?
逆に前方に向けて発射すると時速2000kmになるんやろか?
こんなことは戦闘機乗りの間ではジョーシキやったりして・・・
・・・・とまあ、相変わらずくだらん事を考えて遊んでおります。
考え事遊び
ええかげんとはいえ、一応、ワタクシ接客業をやっております身ですので、気になってるんですよね、このコトバ。
ホスピタリティー・・・もてなしのこころですね。
わざわざ、そう、わざわざ!うちに来てくださったお客さんが気持ちよく買い物ができて、
「ああ、ここに来てよかったな」と思って帰っていってくれる・・・・ひとことで言えばこれに
尽きるのですが、これがけっこう難しい。
コンビニの店員さん、チェーンの飲食店の店員さん、大手本屋の店員さん、いろんなシーンで言葉を交わしますが、まぁ、よく感じるのは「あんた、ロボットか?」ですね。
19やはたちの子に、しかもアルバイトの子に心をこめた挨拶せぇーよ、などと言う気はさらさらないのですが、ただね、ただ、自分のことばでしゃべってくれへんかなぁ・・・と思う
だけなのですよ。
マニュアル通りのセリフを言うだけでも大変なんやろけど、普通の場面でしゃべる時、あんた、そんなしゃべり方せんでしょ、お願い!普通にしゃべって・・・みたいな・・・。
店長クラスでもたまにおるから困るんよね、要するにそういう人はそういう風にしか教えられんもんなぁ。
こんな仕事してると、お酒飲む場所とか、旅館や、ホテルなど、ほとんど縁がないのですがたまーに行って思うのは「オトナのもてなし」してね、ってことかな。
客を緊張させないでほしい、ある程度ほっといてほしい、けど、ほったらかしは困る。
客の要求を予想して、早め、早めの対応してほしい、しかも笑顔で。
変な愛想はうっとおしいし、干渉はもっとイヤ。
勝手なこと、言ってますが、さて、自分はどうなんかな?
ま、ずるい言い方をすると、「相手による・・・」なんですよねこれが。
もちろん、ワタクシ、そういう「もてなし」を心がけてはおるのですよ、いやほんまですって。
けど、やっぱり、自分の言動が相手に反映されてしまうように、ワタクシもお客さんの言動
をつい、反映させてしまうのですね。これ、ダメなんです、ダメなんですがまだまだです。
その点に関してはうちの相方のほうがなかなかの達人で、お客さんが早口でいじわる攻撃をしかけてきたら、よけいにゆっくり落ち着いて丁寧にしゃべるんですよね。
だから、逆に丁寧にしゃべってるときは「あ、こいつ、怒っとるな」・・・ワタクシにはわかってしまうんですがね。
見習うべき点ではあります。
日々、お客さんに接する人たちがなるべく多くこの「もてなしの心」持ってくれたら、きっと気持ちのいい生活が送れるんでしょうね。
「おまえもがんばれ」・・・・ですよね・・・はいがんばってみます・・・。
ひとりごと その32
カワイゲ
ひとりごと その31